TASTEについて

食べものはもちろん、人生の酸いも甘いも味わえるようになるのが、摂食障害からの回復であるという考えのもと、それを後押しできるグループでありたい。TASTEは、そんな願いを込めて誕生した対話と学び合いの場です。

さまざまな立場のメンバーが日本の摂食障害患者さんを取り巻く環境を良くしたいという共通の想いを軸に集まるということで、

Trans-boundary
Alliance of 
Specialists
Teaming against
Eating disorders
⇒ ‘TASTE’と名付けることにいたしました。

摂食障害の治療や支援に携わる専門職の皆さん、摂食障害を経験し回復された皆さん、その回復を支えた家族の皆さんと共に、『食も人生も味わおう!/TASTE food and life』をキャッチフレーズに掲げて、堅苦しくない、風通しの良い雰囲気のもとに活動を続けています。


【沿革】
2019年、東京インターナショナルサイコセラピー・二子玉川オフィス 臨床心理士/公認心理師の荻原かおり、田口圭子、澤智恵と、編集者・林利香(EAT119代表)を中心に発足。
2020年、ダンサー・アスリート専門管理栄養士、摂食障害治療専門管理栄養士の染原風生(DDD Centre for Recovery 代表)が参加。勉強会やオンライン講座、イベントなどを開催しています。


【メンバー】
荻原かおり(Kaori Ogiwara) https://www.tip-nikotama.com
東京インターナショナルサイコセラピー・二子玉川オフィス勤務。クイーンズランド大学卒業、お茶の水女子大学大学院博士前期課程修了。臨床心理士、公認心理師。様々な年齢層の摂食障害の方やその家族のカウンセリングを行う傍ら、定期的に専門家向けのケース検討会を主催したり、学会や病院、大学からの依頼を受けて専門家や一般向けの講演会や研修会を行う。
■所属団体
Academy of Eating Disorders
日本摂食障害学会
日本小児心身医学会
日本心理臨床学会
日本摂食障害協会(フェロー)
■学会発表
日本摂食障害学会学術集会、日本小児心身医学会、日本女性心身医学会
■出版物
【翻訳書】AED医学的ケアのためのガイドライン第3版
【翻訳書】家族の力で拒食を乗り越える:神経性やせ症の家族療法ガイド(星和書店)
【専門誌】子どもの心とからだ(論文)
【専門誌】心と社会(論文)
【専門誌】International Journal of Eating Disorders(論文)
【専門誌】Counseling Psychology Quarterly(論文) など


染原 風生(Fumi Somehara, APD) https://dddcfr.com.au/
DDD Centre for Recovery 代表。シドニー大学卒。BSc(Nutrition)/BAppSc(Exercise & Sports Science)。管理栄養士。ダンサー・アスリートのケアと摂食障害治療を専門とする。DA(豪・管理栄養士会),ANZAED認定。DA摂食障害治療リーダーシップグループのエデュケーション部門をマネージし,スキルアップのためのワークショップを栄養士に提供している。ダンサーの摂食障害予防・治療のため,DDD Centre for Recoveryを2017年に設立。日豪で栄養カウンセリングや講習会を行う。また,HAES Australia公認メンバーでもあり,HAESに基づくNon Diet Approachを摂食障害治療やダンサーのヘルスケアに活用している。
■所属団体
Dietitians Australia 摂食障害治療リーダーシップグループメンバー
HAES Australia
Australia New Zealand Academy for Eating Disorders
Australian Society for Performing Arts Healthcare
日本摂食障害協会(フェロー)
■教育
Adacemy of Music and Performing Arts ダンス栄養学講師
■学会発表
ICED (AED国際摂食障害学会)、RAD Australia、Dietitians Australia、ASPAH、IADMS(国際ダンス医学会)
■出版物
【翻訳書】Sick Enough: A Guide to the Medical Complications of Eating Disorders 1st Edition
Jennifer L. Gaudiani,Routledge; 1st edition(October 2, 2018)
*星和書店より出版予定(発売時期および日本語版のタイトル未定)
【専門誌】JATI-日本トレーニング指導者協会 機関誌『JATI EXPRESS』
ダンサー・アスリートの食事指導
1.ダンサーの食事ガイドライン
2.RED-Sおよび摂食障害の予防
3.摂食障害におけるトレーニング再開の目安


林利香(Rika Hayashi) http://eat119.com/
EAT119代表。編集者(専門は精神医学・心理学領域)。津田塾大学学芸学部英文学科卒業後、出版社と広告代理店を経て独立。2014年、国内外の摂食障害治療施設を視察を経て、摂食障害の啓発をテーマに活動する。摂食障害の啓発・専門家向け教育ツールの制作をはじめ、学会や医療機関、家族会、市民団体等の依頼を受けて一般向けの講演会を行う。
■所属団体
からだと食べものについて自由に考えるためのメディア『からだのシューレ』(2016〜2023)
マイクロアグレッション勉強会
全国の摂食障害の自助グループの仲間たちの共同企画イベント『摂食障害集まりの会』
日本摂食障害協会(フェロー)
■学会発表、講演
日本摂食障害学会学術集会、宮城県摂食障害治療支援センター市民公開講座、NPO法人SEEDきょうと市民講演会、一般社団法人みんくるプロデュース、津田塾大学「総合2020」俯瞰力 など
■制作物
【制作】厚生労働科学研究費補助金「摂食障害の診療体制整備に関する研究」班『エキスパートコンセンサスによる摂食障害に関する学校と医療のより良い連携のための対応指針』
【制作】日本摂食障害協会『チームで取り組む摂食障害治療・支援ガイドブック』『拒食と過食の疑問に答えるQ&A』等
【制作】日本医療研究開発機構採択研究『摂食障害の方を抱える家族のためのピアサポーター研修テキスト』
【寄稿】『こころの科学』2020年1月号 通巻209号 摂食障害の生きづらさ(日本評論社)
【寄稿】『講座 精神疾患の臨床4 身体的苦痛症群 解離症群 心身症 食行動症または摂食症群』(中山書店)