Health At Every Size(HAES)®︎

Health At Every Size (HAES)®︎とは?

体重や体型のみでその人が健康か否かを判断することや、体重や体型がその人の意識の高さや意思の強さ、あるいは人としての価値を表すものであるという誤った社会通念に異を唱えるアプローチ。健康やウェルビーイングをホリスティックにとらえ、体重や体型に優劣をつけたりそれらを理由に差別されることのない、からだの多様性を認める社会の実現を目指すムーブメントです。

5つの指針

1.インクルーシブなからだの見方を採用すること
体重や体型の多様性を認め、特定の体重を美化あるいはタブー視する見方を拒絶する。

2.すべての人の健康の向上を後押しすること
健康に関する情報やサービスを誰もが平等に受け取ることのできる社会システムの構築や、個人のウェルビーイングを身体・経済・社会・精神・情緒など多面的にとらえ高めることを目指す生き方を支持する。

3.ウェルビーイングを実現する食生活を推奨すること
体重をコントロールすることを目的とした食事の取り方ではなく、自分のからだの声に耳を傾け、食べる喜びを感じながら食事をすることを大切にする。

4.尊厳のあるケアを実現すること
私たち一人ひとりが自分たちの中にある偏見を認識し、体重による差別を社会からなくすべく努力をする。体重による差別が、社会的地位や人種、ジェンダー、性志向、年齢などの影響を受けることを理解した上で、情報発信やケアを行うことを常に心がける。

5.身体を動かすことの楽しさや心地よさを感じられる運動を推進すること
一人ひとりが、自分の体型や能力や関心に合ったやり方でからだを動かし、そのことを通じて自分の人生をより豊かに生きる権利をもっていることを覚えておく。

☆体重や健康に関する研究が大きな問題をはらんでいることを示すアニメーションビデオ
『プードル・サイエンス(Poodle Science)日本語版』
https://youtu.be/E0OkOqhiMMc

*“Health At Every Size”と “HAES”は,The Association for Size Diversity and Health(ASDAH)の登録商標です。